高校弓道

野球でも有名な在那覇市の某高校の弓道部の練習を見る機会に恵まれた。野球部に用事があるという友人に同行して訪校した際に、グランド脇の弓道場が目に留まった私は、始めてみる高校弓道の稽古に暫し見入る。

代わる代わる行射するその矢数やインターバルには驚かされたが、それ以上にこんな初心者の私でも彼らの射形が大変気になる。足踏みが広い子供、物見が浅い子供がいるかと思えば、打起こしも第三も、見事にバラバラであり、繰り返す行射の中で同じく問題点も改善される事無く繰り返されているのを見るにつけ、ちゃんとした指導者不在の稽古の意味の希薄さが印象に残った。矢数の重要性は最近になって私も学んだ事ではあるが、それ以上に一つ一つの射をもっと大切にすべきではないかと思った。

トップ写真:祖母の見舞いに訪れた施設から臨む浦添宜野湾市の海岸。