Work、Drink、Work、Drink、& Walk


19日から仕事での沖縄訪問。
いつもなら週末を間に挟む事によって、海に行ったりサバニに触れる時間を作るのだが、今回は日程的に叶わず、出張なので当たり前ではあるが昼夜にわたる仕事の打合せのみの行程。

昼間の大変密度の濃い有意義な打合せに有頂天になって調子に乗ってしまった前日の暴飲を反省し、普天間近くで那覇からのバスを降りた私は、打合せ場所に近い北中城村役場までの残りを歩く事に決めた。
石平の交差点を右に折れ、左側に続く米軍基地のフェンス沿いを約40分間歩く。

容赦なく降り注ぐ太陽が私の体中の水分を搾り取るかのように、新調したばかりのかりゆしウェアを汗で濡らす。
オートバイでの移動がメインだった学生時代から殆ど歩く事が無かった沖縄の道を、40歳も半ばになって重いスーツケースを抱えてこの様に行く事になるとは想像もしなかったが、歩く事によって米軍基地の大きさを否応無しに改めて感じる。

途中のバス停の椅子に書かれた「War is over?」の文字

先日のエントリーでも触れたNHKの戦争を取り上げた番組の一つに、ひめゆり記念館の世代交代を特集した物があった。番組では、戦渦を体験したひめゆり学徒隊が生で語る体験談を映像で残そうと、慣れない手つきでカメラを回す若いスタッフの姿が描かれていた。ビジネスの枠組みを離れて彼女達の活動を何らかの形で支援する事が出来ないものかと、目眩く様な日差しの中で考える。

トップ写真:金網に隔てられた青空にそよぐ星条旗と日の丸