島の宝100景、って?

布団に入って読むロビンソンクルーソーや15少年漂流記に眠気も吹き飛びながら心ときめかしたあの頃から、あまり精神構造が変わっていないのかもしれないと言う事は否定しないが、離れ島、海、舟、冒険というキーワードを聞くだけで勤務中の眠気も気怠さも吹き飛んでしまう私だが、RSSリーダ島の宝100景うんぬんというエントリーを見つけた時も正にそうだった。

が、喜び勇んで普段は余り見る事の無い国交省のウェブサイトを開いた私は直ぐに落胆する事になった。あまりにもコンテンツが少なすぎるのである。これでは何の事か良く解らない。

また、内容以前の問題として開催要綱や審査委員を説明したページが僅か2〜3、しかも100景のそれぞれの内容は何故か1枚毎にPDFになっており、5〜6個のファイルをダウンロードしただけでめげてしまった程、ユーザビリティにかける物だったのである。

日本の100河川、日本の渚100等からの連想ゲームではなかろうが、一体何の為に行った事業なのかも解らない。日本の原風景を自助努力で守り続ける地域の努力や、脈々と続く文化継承の素晴しさを発掘するのに、これでは余りにもお粗末だと思うのだが、それでも無いよりはましだと考えるべきなのだろうか?
いまや、日本中のブロガーが自らが愛する地域を様々な視点や目線で書き綴っている時代、その他にも地域の写真家やケーブルテレビ局の協力も仰ぐ等、もう少しましなやり方はあるのではないかと思うのである。

次回は私に企画をさせて貰えない物だろうか?無論、お金等一切要らないから。

トップ画像:国土交通省のウェブサイト。本件の事が一行、小さく掲載されている。