What's WBC


二次ラウンド敗退の危機を脱した米国vsオランダのゲームを、テレビのスポーツニュースのダイジェストで見て驚いた。観客席が殆ど埋まっていないのである。


ほぼ毎朝欠かさず読ませて頂いているトラ系ブログにも紹介されていたあんな記事こんな記事が脳裏に蘇る。曰く、米国ではMLBが野球の頂上である事の認識は揺ぎ無い物であり、国の対抗自体には興味が無い。また、MLB主導で開催されているWBCであるが故に、金銭的にも選手発掘の場としても、そしてマーケットの拡充という観点からも、MLBにとって決してマイナスにはならない仕組みが出来上がっているらしい。

日本では連日スポーツニュースのトップに取り上げられ、ありとあらゆる野球人やファンがその動向に固唾を呑んで見守っている。恐らく、これはお隣の韓国でも同様かそれに近い(或いは上回る)盛り上がりを見せているのではないか。

野球発祥の国の最高のベースボールの舞台であるMLBは、昔も今も最も華やかで魅力に溢れる物である事に変わりは無いものの、国際政治同様に自国中心のスタンスを第一に頑なに守る米国の野球界に対しては、WBCでの撃破によって是非ともギャフンと言わせてもらいたいと思ってしまう。


一方、韓国のメディアによる報道の中でで最も印象に残る事は、野球の力は日本が上であると素直に認めている事である。が、果たして本当にそうだろうか?

少なくとも今回のチームを比較した場合、投手力は日本がやや上であると言えるかもしれないが、ここぞと言う所で大きな当りを一本打つという長打力ではむしろ劣っているのではないか?


今回で3度目となる明日の韓国戦。米国に勝つという目的のためにも是非胸を借りるつもりでぶつかって欲しいと思う。

トップ画像:WBCの公式サイトのトーナメント表。難解でややこしいダブルエリミネーション方式を含めて、優勝への道筋が俯瞰出来て解りやすい。