地域のブランディングその3 〜旅の評価〜


河北新報のウェブサイトで「もてなしの心 東北に高い評価 じゃらん調査」という記事を見つけ、その記事のベースになっているアンケート調査を見てみました。
東北3県がベストテンにランクインしたというもてなしの心は、「地元の人のホスピタリティを感じた」という部門の調査結果なのですが、それ以外にも地元の食や特産品・土産物、宿泊施設の魅力や観光或はプレイスポット等の幾つかのテーマでの調査結果が公開されています。

ディズニーランドという一つの施設がこれ程までに千葉の評価を押し上げている事や、地元ならではの美味しい食べ物の一位に香川県の讃岐うどんが上げられている等々、ざっと見ただけでも大変興味深い内容のレポートになっています。
さて、少し前の事になりますが、沖縄県の観光商工部が2007年に実施した「沖縄観光の潜在マーケット」という統計調査の結果が発表されました。琉球新報の記事によると、旅行等で最もお金を使うショッピングや結婚式に対する評価で、沖縄は大きくハワイに水をあけられており、同観光商工部がその点を強化して行く必要があると考えている事が強調されていました。


海外で結婚式を挙げるという動機は私には良く理解出来ない部分があるからかもしれませんが、私にはハワイはハワイ、沖縄は沖縄、ときちんと風土や特性を理解してその強みこそを強化して行くべきではないのかと思えてなりません。そもそも比較する事自体が間違っているとさえ思います。
前のエントリでも述べた通り、沖縄に来てドイツの城を見たいと思う観光客がどれほど居るのか私には到底理解出来ないのですが、沖縄ののんびりとした時間の流れや、海と言うかけがえの無い観光資源を失わない様にして欲しいものです。

トップ写真:グアムでの従姉妹の結婚式。久しぶりに祖母を海外に連れて行く事が出来た叔父や叔母も嬉しそうでした。