渾身のプレゼンテーション


ケーブルテレビ情報センターさんに、「折角だからそのアイデアを発表してみれば?」とお話し頂いたのは、2ヶ月程前の事。もちろん、その大変有難いお申し出に対してお断りする理由等みじんも無く、その日から早速、講演の内容を考え始めていました。

ところがその後、期日が刻々と迫るに従って、当日の参加者がケーブルテレビの経営層の方々である事、また年に一回の総会の後の「特別講演」というタイトルである事などが、重く私の心にのしかかる様になって来たのです。ここ数年間に渡って映像関係の仕事をさせて頂いているものの、ケーブルテレビに関してはまだまだ素人であり、従って教わる事は多々あれどもこちらから講演をするような身分ではない、と考えだした事が更に拍車をかけ、ついには逃げ出したくなる程のプレッシャーに襲われる様になりました。大勢の人の前でセミナーの講師を務めさせて頂いたり、製品のプレゼンテーションをさせて頂く機会は比較的多く頂戴するのですが、ここまで内容について思い悩んだのは始めての経験です。

悩んだ時は直球勝負しか無いと、開き直って望んだ約40分間の講演の模様はこちらからオンデマンド配信をしていますので、もしご興味がおありの方はご覧下さい。
Windows、Macintoshで視聴可能ですが、Macの場合はWindows Media Playerがインストールされている必要があります。また、Operaには対応しておりません。

講演の中で、少しの皮肉を交えて「美しき日本、地方の時代なんて政治家のリップサービスではないか」と話したところ、なんと私の講演直後に同じ会場で現職の総理大臣を中心にした集まりがあるとの事で訳も無く少しヒヤヒヤしたりもしましたが、講演後の懇親会では思いもしなかった程に賛同の声や激励の言葉を頂戴しました。
それに気を良くしてしまい、また講演が終わった事の安堵感からついついグラスの数が増えてしまい、最後は記憶がなくなるという失態で激動の一日が終わりました。

講演をご静聴頂きました皆様、そしてケーブルテレビ情報センターの皆様、改めて心よりお礼申し上げます。

写真:久しぶりのエントリーには訳があります。5月15日に、会社にとってとても大切な講演を行ないました。ここ1ヶ月程、その準備に忙殺されていたのでした。※私が手に持っているのは沖縄時代に自分で捕った夜光貝です。