三浦の海、座間味の海


灼熱のサバニ帆漕レースから気づいてみると早くも二週間が経過、レースの余韻と興奮がようやく沈静化しつつあり、一週間前の社会復帰へのリハビリの頃が懐かしくさえ思えます。
まるで天国の様な座間味の海は20年以上前の学生時代に訪れた頃と何も変わっていない様にも見えましたが、少し潜ってみると魚影の濃さはやはり当時のままではなく、県内の他の海同様の資源問題は確かにここにもあるのだなと感じたものです。

日曜日は、沖縄に行っていたせいか随分久しぶりに思えた一ヶ月ぶりの三浦海岸でのディンギーレース。生物起源の白い砂浜の沖縄とは対照的に、火成岩を起源とする三浦の砂浜は黒っぽいのですが、東京で勤めだして以来15年近く通っているホームビーチにも捨てがたい趣を感じます。

実は今回のサバニレースで使った櫂(エーク)は、ヨットクラブ近隣の船大工さんに加工してもらいました。三浦で作ったエークで座間味の海を漕ぐ、遠く距離を隔てつつも海は繋がっている、改めてそんな事を考えてみました。

初参加のゲストを乗せるためのレーザーでのダブルハンドは、日曜日の風ではちょっときつかったですが、上マークと下マークで同じ艇と二度ミーティングする等、レースの駆け引きとレース後のビールを十分楽しむ事が出来た一日でした。

帰宅後、サバニレースの写真をアップしてあるサイト(http://blogs.yahoo.co.jp/m56son/10281042.html)を発見、何と我々の船のスタート時の接触が大きく写されていてタイトルには「スタートは大事です」との文字、はい、仰る通りです(笑)。沖水号の皆様、大変申し訳ありませんでした。
そんなこんなで心が座間味と三浦を行ったり来たりの休日でした。

写真:ホームビーチでスタートを待つレーザ艇たち。