無いものは無い、と日記には書いておこう


龍角散トローチの懐かしいCMに、主人公が「〜と、日記には書いておこう」で締めるシリーズ物があった事を憶えている同年代の方も多いのではないか。
女の子と仲良くなれた、良い事があった、と事実とは逆の結果を日記に書いておくと言うこのCMのコンセプトは牧歌的でもちろん何の罪も無いが、事これが国家の言い訳だとしたら余りにも情けない。

例えば琉球朝日放送のニュースアーカイブの「沖縄返還・密約」裁判 12月に元局長証人尋問へ沖縄返還密約開示訴訟 国「少なくとも現在は文書ない」等にも詳しいが、アメリカの公文書館に日米政府間で結ばれた密約を裏付ける文書が発見されているにもかかわらず、国民に対する返答が「少なくとも今はありません」で納得させられると考える程、我々の知能を低く見積っているのか。