もう少し違った言い方があるはず

現在、区役所などの窓口で配布しているプール優待割引券は平成21年9月30日をもって配布を終了します。これに代わり、新たな割引制度として高齢者割引の導入やお得な回数券を販売することとなりました。詳細については、次のとおりですので、ご理解・ご協力をお願いします。

そんな一方的なプール利用制度の改悪を知らされたのは、区民優待割引制度が終了した10月になってからの初の利用日の事。券売機の前で優待割引券を手に苦情を口にする(私の様な)利用客に対応する職員や、窓口で「すみません」と謝る顔見知りの女性職員には何の罪も無い事は理解しているものの、俄には納得ができない。金の問題ではなく説明の欠除に対してである。

表記の引用は、「リネツ金沢ご利用の皆様へ、プール優待割引券の配布終了のお知らせ」と題された21年8月付けの一枚の通知書の冒頭に書かれた文言である。「お得な回数券」が、従来の地元割引よりお得でない事はその文書中の新料金体制に書かれている通りであり、利用者を欺く様なこの文言は如何な物か。

この温水プール「リネツ金沢」の熱源は、その名の通り隣接するゴミ焼却場からのものであるが、焼却場建設の際の住民との合意事項の一つに、地域住民が優先的に安価に利用出来るスポーツ施設を建設すると言う約束事があったのではないのだろうか?

今回の措置は、市長の突然の辞任に伴う何らかの制度の変更が原因なのか、もしかするとY150記念イベントの赤字の埋め合わせなのか、或いは民主党による政権交代の影響がここにも現れているのか、いずれにせよ何ら説明のない一方的な措置への「ご理解・ご協力」など出来るはずが無い。