首里そば


脂やニンニクに逃げる、と言う言葉があるらしい。
それを教えてくれたのは、とあるラーメン屋の店主。それらを使う事で安易に「美味しい」と感じさせる事が出来るラーメンになると言う。

最近では「こってり」と銘打って大量の脂をスープに浮かせた沖縄そばを見かける事も多いが、先日紹介した「てぃあんだー」の様にスープそのものの旨味や麺のコシで直球勝負をする店もある。

打合せを兼ねた昼食で入った沖縄県庁内にある「首里そば」は、琉球新報に務める同級生に教わってから2回目の利用。適度なコシの麺、かまぼこや肉の具材のバランス、そして針生姜が添えられたしみじみと美味いスープも特筆に値する。

首里の本店では観光客が列をなすらしいが、ここでは待たされる事も無く、また静かな店内故に話も弾む。

トップ写真:首里そば、500円。これに、デザートの「ちんすこー」もつく。