サイクリング2時間、往復6時間。


珍しく仕事が立て込んでいる今年の8月。
小学生最初の夏休みにもかかわらず、何処にも連れて行ってやれない事が不憫でならない次女のリクエストに応えて、一家総出で立川の昭和記念公園にサイクリングに行く。

前回は私との2人乗りだった次女は、自転車に乗れる様になった事が嬉しくてたまらない様子で、木漏れ陽の下を軽快に走り行く。
娘のそんな姿に、長時間の渋滞の中の運転の疲れやイライラも忘れさせられるものの、やはり帰路はひどい渋滞に巻き込まれる。

結局2時間のサイクリングの為に費やした車での移動時間は約6時間。立川と自宅は片道約60Kmの距離があるので致し方ないのかもしれないが、首都圏に子供たちが自由に走り回る事が出来る道や野原が本当に少ない事を実感する。一方で地方は恵まれているかというと、狭い道を自動車と自転車が行き交う事の危険性は都会とさほど変わらないのではないかとも思う。
小さな車輪とハンドルがついた買い物かごを押しながら徒歩で買い物に向かう祖母の後ろ姿を、危なげに思いながら後ろからついて行った故郷亀岡の道を思い出す。