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1リットル約100円


軽油、スーパーで売っている紙パックのコーヒー、コンビニの同じく紙パックのお茶、ミネラルウォーターやスポーツドリンク、そしてガソリン。
他に挙げればまだまだあるが、これらは1リットル当りの値段を安い順から並べたものである。こうして1リットルの値段が100円前後の液体の製品を通貨と言う基準で並べて比較してみると、物の適正価格とは何かと言う身近な問題が再度クローズアップされる気がする。

自らの無知という恥を曝け出す様ではあるが、例えば日常的に口にするコーヒーを、そもそも小額商品の大規模な生産と流通の仕組みを知らない私には、100円という値段で購入出来るという事を歓迎しつつも感覚的に理解出来ない。また、金額の60%が税金であると言う中東産のガソリン価格もこのように視点を変えると一概に高いとは思えなくなる。
そして何よりも割高感があるのが、ミネラルウォーター。しかも遠くスイスの山から運ばれて来た物と、日本の山で採取された物の値段が変わらない事が実に不思議でもある。

それぞれのメーカや商社が鬩ぎあう中で、マーケットのニーズと採算性のバランスの上に成り立っているのが現在の価格だとしたら、そのバランスが少しでも崩れた時に起こるのが価格競争。生産原価に向けて徐々に収斂して行く物の値段は、しかしながら本質的にはその原価を割る事は無い。その時に流通・小売業者の利益が極小化するとしたら、その結果として誘発されるのはそれらの業者が生産者になると言う事しかない様な気もする。

と、蒸し暑い夏の日中に、コップ一杯当り20〜30円のアイスコーヒーで喉を潤しながら、更に暑苦しい事を考えている。

トップ写真:最近の定番はめいらくの無糖コーヒー、カロリー0。ブラジルコーヒー豆を100%使用し、エスプレッソ抽出にて、「苦味」を引き出したアイスコーヒーだという。近所のスーパーにて約100円で購入。