さらばGyngyla2


宮川湾から油壷までを小雨降る相模湾沿いに回航し、長年に亘って共同所有して来た小さなクルーザを廃船業者に引き渡した。

手に入れた当初は、まだ小さかった長女を伴って船内で宿泊をしたり、大島まで渡航したりと活躍してくれた船だったが、晩年はあまり乗船する機会も無く、またまだ現役で活躍出来る船であったにもかかわらず維持管理費との兼ね合いでの判断という可哀想な最後になってしまった。

無造作にトラックの荷台に積まれて海を後にする愛艇。

これほど、船との別れが寂しい物だとは想像もしなかった。
さようなら、Gyngyla2。そして数々の想い出を有難う。

トップ写真:涙雨が降りそぼる中、マストを倒しホームポートを後にする。