晦日の三日月


公私ともに様々な意味で激動の年だった2008年も暮れ行く。
数々の有意義な出会いにも恵まれたが、今年は別離がそれ以上に印象に残っている。

発つ鳥後を濁さず、の格言が教える事でもあるが、悠久の時間の中で奇跡をも超える確率で出会い、そして仕事や趣味や、場合によっては酒や食事等の同じ何かを共有する人と人。
せめて別れのその時には、爽やかな印象を残して去り行きたいものだと、今年の別離から教わった。

色々な事を学ぶ機会を与えてくれた2008年との別れに際して、静かに考える。
さて、来年はどの様な出会いがあるのだろうか。

今年一年間、拙文にお付き合い頂いた読者の皆様、どうぞ良い年をお迎え下さい。