美味い食べ物

沖縄の魚

ネクタイから銛へ 沖縄はヤンバルの村で漁師になって1年半以上が経過した。琉球大学を卒業した後も、学生時代の縁や帆掛けサバニの活動を通じて付かず離れず沖縄と関係していたとはいえ、東京の港区で神谷町のマンションに住みながら、虎ノ門の事務所に通う…

恵みの大地

春には土筆が顔を出すいつもの公園近くの傾斜の急な空き地で、食べるには少々育ち過ぎてしまったフキノトウを見つけたのは昨年の事。 排気ガスをまき散らしながら始終車が行き交う国道16号線からも数100mしか離れておらず、また住宅地の真ん中にあるそんな土…

沖縄そばウィーク

特にそうしようと決めたわけではなかったものの、複数の行程をたまたま共にする事になった現地の古い友人も私同様に沖縄そば好きだった事も奏功し、今回の長期にわたる沖縄への出張での昼食の全てが沖縄そばという夢の様な結果に終った。 沖縄そば好きの諸氏…

香辛料考

刺身には山葵(わさび)と相場が決まっているのかもしれないが、最近は柚胡椒がマイブームである。宮崎の地鶏のもも焼きには決して欠かす事の出来ないこの香辛料だが、刺身はもちろんの事、じゃこ天や蒲鉾等の練り物、そして冷や奴までその応用範囲を着実に…

首里そば

脂やニンニクに逃げる、と言う言葉があるらしい。 それを教えてくれたのは、とあるラーメン屋の店主。それらを使う事で安易に「美味しい」と感じさせる事が出来るラーメンになると言う。 最近では「こってり」と銘打って大量の脂をスープに浮かせた沖縄そば…

ゴーヤの肉詰め

沖縄での大学時代、地元出身の少し年上の同級生が学生向けの定食屋で「これが沖縄のうまい料理だぞ、大好物なんだ!」といって、本当に美味そうにムシャムシャ食べていたのを今でも思い出す。 今では、内地でもすっかりお馴染みになり、私の得意料理の一つで…

ネオ沖縄そば時代

撮影が目的で訪れたため、実際に食べる事が叶わなかった石垣島の赤石食堂の炙りソーキそば。 石垣島のサバニチーム「うなぢゅら」を卒業した我々には、大変有難い合同練習のお誘いを受けながらも中々現地を訪問する機会も無いが故に、あの炙りソーキそばは既…

缶入りカレー4人分

東京の街中に溢れるファーストフードのカレーライス。300円前後の食事をともにしていた、以前の会社の若いエンジニアが、「あー、具がゴロゴロ入ったカレーが食べたいっ!」と呟いた事を今でも思い出して笑ってしまう事がある。大きくカットされたジャガイモ…

ブタの丸焼き2009

かねてより一度は体験してみたいと思っていたブタの丸焼きを実現する事が出来た。10数年来所属しているディンギーやウィンドサーフィン中心のヨットクラブ「剣崎ヨットクラブ(神奈川県三浦市)」のオープニングパーティの幹事を(自ら率先して)仰せつかる…

かしわ三兄弟

ここ1〜2年は仕事の関係で九州に出張する機会があり、その都度、遠い昔の少年時代に過ごした九州の想い出が次々に甦ってきます。今は亡き祖父と二人で阿蘇の山々を訪れ別府の街並を散策して回った事、またこのブログでも何度か触れた長崎は壱岐の島での煌め…

春の息吹

春と言えば山菜の季節。実家から送られて来たフキノトウを天婦羅にしたりつくだ煮の様にして一年ぶりのほろ苦い味に思わず食が進みます。20代前半くらいまでは見向きもしなかったこれら野生の食材ですが、今では私にとって桜の開花に並んで春の訪れを伝えて…

ad.Youネットワークとスモールビジネス

さて、前述の様に地域のスモールビジネス*1専門のプロモーションサイトを立ち上げるにあたって、如何にウェブサイトのホスティングサービスが安価になり、また映像制作が身近なものになったとはいえ、当たり前ではありますが最も重要な事は何と言ってもお金…

日向灘を南下して

海洋調査船を持たない当時の琉球大学理学部海洋学科では、長崎大学の調査船による共同の海洋調査実習や、石油公団の調査補助のアルバイトを単位として認める措置によって、学生が積極的に海に出る事を奨励していたのかもしれません。 大学一年次、しかも入学…

みちのく一人旅

先々週末の石垣行きで異様に日焼けした顔そのままに、人生で3度目の岩手に来ています。1度目は東京大学の海洋研究所時代に先輩の研究者と大槌という港町の研究施設に(何をしに行ったのかは忘れてしまいましたが)車で訪れた時、そして2度目は義父がまだ元気…

春の訪れ

溜まりに溜まった仕事を片付ける為に、「遊んでくれ」とせがむ子供を誤摩化しつつ、土曜日も日曜日もパソコンの前に向かっていますが、外はぽかぽか陽気。 2月に早くも春一番が吹く程の異常気象も、温暖化の逆に寒冷化に進まずに良かったなどと大変不謹慎な…

食堂のCM、誰が作る?誰が見る?(石垣島だより)

沖縄での私の大学生時代は実は時期的に二つに分かれています。前半の2年間は始めて実家から離れて生活を始め、また沖縄という当時の私にとっては異色の文化に触れ始めた時期、その後2年間ほど大学を休学してスペインを放浪した後に、帰国して後半の2年間を過…